プロ野球 1軍選手と2軍選手の格差

キャッチャー

プロ野球は1軍と2軍、そして3軍まで構成している球団もありますが、その間には格差が生じます。まずは何と言っても年俸の格差です。プロ野球は1軍でヒットやホームランを打つほど、ピッチャーは勝利数や投球回数などを増やすほど年俸が上がります。チームがAクラス、または優勝をすればそれだけ盛り上がってお客さんも増えるため、球団としても資金面で潤います。そのため、チーム成績も個人成績も良いという状況になると、年俸の大幅アップも見込めるのです。もちろん、チームが最下位であっても個人成績が良ければ年俸アップしますが、その上がり幅は小さくなります。逆に、2軍でいくら成績を残しても、1軍で散々であれば年俸アップはほぼ見込めません。期待を込めて、または温情でアップする可能性はありますが、数百万円程度です。

次に、注目度の格差も必然的に生じてきます。1軍の試合はゴールデンタイムに中継されて多くの人が観戦できますが、2軍戦の中継はほとんど動画配信サービスに限られるか、それすらもないケースもあります。そのため、ファンであっても2軍の選手はほとんど知らないという場合も少なくありません。もちろん、注目されていなくても試合で結果を残して1軍に昇格すれば人生を大きく変えるチャンスになるため、ふて腐れて2軍暮らしが続くようでは首脳陣の信用は勝ち取れません。ファンあってのプロ野球ですから、ファンの声援は大きな魅力なのです。

最後に、得られる経験の格差も大きいです。当然ながら1軍の選手は投げるボールの質やスイングの質が2軍よりも良いです。レベルの高い環境に身を置くことで更に選手として成長できるので、その先のメジャーリーグ挑戦など新たな道も見えてきます。

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