トライアウトはプロ野球選手の人生がかかる

野球選手

プロ野球におけるトライアウトとは、戦力外通告を受けて自由契約となったプロ野球選手を合同で集めてテストを行うことです。トライアウトに合格すれば球団と契約することができ、再びプロ野球選手としてユニフォームを着ることができます。そのため、各選手は球団にアピールする場として、精一杯のプレイを行います。ただし、プロ野球のトライアウトは狭き門で、2016年では65人が受験して合格者が3人という非常に厳しい状況となっています。

プロ野球12球団が合同でトライアウトを始めたのは2001年からです。その後、2014年までは東西1ヶ所ずつで2回トライアウトが行われていましたが、2015年からは年1回の開催となり、ますます狭き門となりました。最近では注目度が高くなり、2017年にはトライアウトの様子がテレビ中継されています。また一般のファンもスタンドで見学できますが、雨天時に室内練習場で開催される場合は非公開となります。

これまでトライアウトには数多くの選手がチャレンジしており、中には最多勝を獲得した投手や首位打者に輝いたバッターがトライアウトに参加した例もあります。トライアウトは選手だけでなく、その家族の生活もかかっています。最近では崖っぷちに立たされ、トライアウトに挑戦する選手とその家族の様子を描いた「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達」というドキュメンタリー番組がTBS系列で12月に放送されています。これまでに数多くの選手が登場し、それぞれに壮絶なドラマがあったことが分かります。また、そのようなプロ野球選手たちの妻にスポットを当てた「壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち」もスピンオフ番組としてオンエアされています。

人生がかかる